一人にとってはほんの少しのエゴ。
でも皆で持ち寄れば大変!
成り行きは在らぬ方にねじ曲がってゆく。。。
為りたい様に為らず、為る様にも為らず、為ってしまった様にも為らず。
どうしましょう…?
キャスト
鈴木 実/染谷綾子/藤﨑 啓/
藤堂 巧(そびえたつ俺たち)/石塚真央/木下美佳/
佐伯陽子/松井 舞(リップルエンターテイメント)/
江藤竜輔/さとう優衣(テアトル・エコー)/
清水明子/荒木琢也(早稲田プロダクション'14)/
梶井直朋/森山光治良(チームモーリス)/
濱津隆之/高橋春菜(演劇集団水色革命)/
スタッフ
戯作・演出:鈴木 実/
舞台監督:わたなべひでお/
照明:赤石 諭(LIGHT GROOVY)/
音響:suzy-9(SOUND DA MASTA Inc.)/
舞台美術:田代利之(俳協)/
動画撮影・編集:平井将人・田口雄健/
制作宣伝:矢野 敦(ヨシサキ)/
衣装・小道具:劇団なのぐらむ/
協力:劇団ブナの木、有限会社I&Iファクトリー/
企画・製作:劇団なのぐらむ
▼ハイライト
「人間、生まれてくるのも一人、生きていくのも一人、死んでいくのも一人」
「初々しさが無い」
「初々しさが生きていくのに役に立つとは思えません」
「えっ・・・髪の毛?」
「モジャイロかな?うちの子が大好きなの。お菓子のシリーズがあってね・・・」
「それはあんなに大きいのか?」
「ジャイアントモジャイロかな・・・?」
「やっちまうぞ・・・こら」
「許してください!」
「バカ、殺す方だよ。当たり前だろ?」
「ビックリした。ワタちゃんそっち系ポイから・・・」
「なんだと!」
「警察沙汰ですね」
「何かの・・・何かのメッセージなんだわ」
「犯罪の臭いしかしませんよ?」
「ねぇ?いいもの見せてあげる」
「バカ!こんなトコでお前・・・じゃチョットだけ・・・」
「違うよ!」
「だってオレの好きなものって言ったら・・・チョットだけ」
「わかったぞ!押入れのガタガタもネズミだ。消えたのも奴らの仕業だぞ!」
「ネズミが持ってったの!?」
「ああ、水が出たから集まってきた!」
「それだ!」
「開けちゃ駄目!あなたなの?」
「違う!京子さん違うよ!」
「えっ?」
「ワ・レ・ワ・レ・ワ・ユ・ウ・コ・ウ・テ・キ・ナ・ウ・チュウ・ジ・ン・デ・ス!」
「ネズミだ、ちくしょう・・・ちくしょうネズミだ」
「なにか取り憑かれてるぞ?」
「買い取って、先代の味を守る・・・」
「その話、私ものせてくださいね」
「おぉ!もちろんだ!」
「ネズミだよ!残念だけど旦那なんかじゃないよ。旦那ならもう一回頼めよ。お袋
でもいいぞ?」
「何だよ!随分嫌な言い方するじゃないか!?」
「そうね。そうしときましょう」
「京子さんは信じてていいんですよ!さっき言ってたじゃないですか!私は信じなきゃって!」
「人がいいなぁ、おい・・・」
「今までと違わないか?」
「ママ?」
「頭の奥の複雑な所にできちゃってさぁ。じわじわ死んでいくんだ。
そうなったらその紙もって、ヒポポタマスに入るんだ」
「ヒポポタマス?」
「そう、ヒポポタマス・・・違うな?ホスピスだ」
「カタカナで書く以外、なにひとつ同じじゃねぇじゃねーか」
(押入れが勝手に閉まって開いて、また閉まる)
「うそ・・・」
「花摘んですぐ戻ってどうすんだよ!探そうよ!どうした?」
「着替えてきます」
「は?なんで?」