第25回 フローズン サマー |
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2010.10 恵比寿・エコー劇場
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CAST: |
森田千恵子 / 中澤数美 / 八木康仁 / 染谷綾子 / 金子剛 / 山口瑠璃 / 徳永貴子
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大村俊輔(劇薬混入団すくらっち)/ 飯田真二 / 井上真理子 / 藤﨑啓 / 川口恵理
/ 政井卓実 / (キャスト写真) |
STAFF: |
作・演出:鈴木実
照明:赤石諭(LIGHT GROOVY)/ 舞台美術:田代利之(俳協)/ 音響:SOUND MASTER
/ 舞台監督:宮田公一 /
スチール写真:川合一司 / ビデオ撮影:平井将人・田口雄健 / 宣伝美術:谷野誠一
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制作:谷野誠一・小笠原正巳 / 衣装・小道具:シアター ナノ.グラム / 企画・製作:シアター
ナノ.グラム / |
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「"一ついかがですか?" "お一人?" "はい" "ご一緒にいかが?" なんて・・・」
「私におにぎりを差し出した時に、ちょっと淋しそうだったのよ」
「そうですか?笑ってませんでした?」
「止まないですね、全然」
「音は、降りだしより激しいかも・・・」
「川は泥水あふれてましたね。ホタル狩りなんて無理かな?」 |
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「やめろ!」
「見ました?ねっ?言ったとおりでしょ?こいつですよ、全部!面倒臭くしてるのは」
「中原ちゃん!」
「安倍ちゃん、仲間をかばいたい気持ちは分かるが、今は黙ってるんだ」
「連れて行きましょう。お前も来い!」
「嫌だ・・・」 |
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「戻るなんて言わないで。何とかするから・・・頼りないけど、信じてほしい」
「頼りないけど、信じるの?」
「頼りないけど・・・」
「頼りない森山ちゃん・・・」
「そんなに強調しなくても・・・」 |
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-脚本より-
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舞台裏では・・・
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「フローズン サマー」にご来場いただきましたお客様!
どうもありがとうございました!
おかげさまで無事に終演となりました。
今回の舞台裏は「アベちゃん」を演らせていだきました八木が担当いたします。
ここに文章を書くのもずいぶんと久しぶりです。
はじめてシアターナノ.グラム(その時は劇団なのぐらむでした)に
出演させていただいた「蓼食うペンギン」以来です。
思えば随分と時間が経ちました。
ご覧いただいたとおり、「アベちゃん」はちょっとゲイな人です。
こういった役は初めてではなく、ナノ.グラムにお世話になる前の
10年ほど前に演ったことがあります。
養成所を卒業して初めての舞台、作品は知ってる人はみんな知ってる
鴻上尚史さんの「トランス」、役は後藤参三役でした。
なんか妙にハマッたらしく、その時の仲間からは10年経った今でも
「姉さん」というアダナで呼ばれております。
今回はもうオッサンなのでアレですがね・・・。
役者活動の区切りの10年はオカマに始まりゲイで締めました。
どちらも魅力的な役で幸福でした。
まだまだ頑張って参りますので、また10年後まで宜しくお願い致します。
八木 康仁 |
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制作日記
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「フローズン サマー」にご来場・ご声援いただき、誠にありがとうございました。
劇団員一同、心より御礼申し上げます。
さてさて、今回の私の思い出は、何と言っても”チラシ”。
そう、あの大きな氷にホタルが乗ってるチラシです。
今回初めてチラシデザインを裏表両面担当しました。
裏面は、公演の情報が分かれば大きな問題はないんですが、
表は、もうもうもう!予想外の苦労です!
座長からのオーダーは、
「真夏の日差しが照りつける凍った川とか」
・・・・・・そんな感じでした。
ギラギラの太陽の写真も、カチカチに凍った川の写真も、
単体ならすぐ見つかるんですけどねぇ・・・・・・
白い川と白い森と白い空は、色が似すぎていて
切ったり貼ったりが難しいんです。
結局うまく加工できず、ダメもとで送った
オーダーと全然違う画像の内の一つが採用されました。
あの大きな氷が座長のお眼鏡に適ったらしく、
ホタルとのアンバランスさも良かったようです。
でも結構直感で作っちゃって、
内心”一番ナシだな”と思ったのはここだけのお話。
次回公演でも、私がデザインするつもりでおります。
劇団員の誰かが「やりたい!」と言い出さなければ・・・・・・ですが。
谷野誠一
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