第16回 SideEffect - 副作用 -

2006.04  池袋シアターグリーン エリア171  

スランプに悩む女流作家が偶然手にいれた密かな享楽の日々。
しかし、いつの間にか、何かが狂い始めていた。
快楽が苛立ちに、焦りは恐怖へと変貌していく。
見失っていた自分を取り戻そうとしたとき、
彼女にもたらされたものは・・・!?
CAST: 中澤数美 / 金子剛 / 山口幸祐 / 福原龍彦 / 森田千恵子 / 八木康仁 / 愛原こず江 / 真宮立佳 / 渡辺幸司
田中重実 / 渡邊聖美 / 徳永貴子 / (キャスト写真
STAFF: 作・演出:鈴木実 / 照明:赤石諭(LIGHT GROOVY) / 音響:田島誠治(サウンド ギミック) / 舞台監督:高橋京子 / 舞台美術:馬場克之(ビー・ステージ) / スチール写真:川合一司 / ビデオ撮影:平井将人・田口雄健 / 宣伝美術:渡部朋子 / 衣装・小道具:シアター ナノ.グラム / 制作:渡部朋子、野本裕子 / 制作補:小笠原正巳、中澤数美 / 企画・製作:シアター ナノ.グラム

お詫び
この度はご来場いただきましたにもかかわらず、
ご覧いただけなかったお客様に心よりお詫び申し上げます。
またのご来場を心よりお待ち申し上げております。




君そのものだよ、彼女。文体といい、構成といい、題材といい。
君が教えたのか?書き方を。」


「先生は詩織ちゃんが可愛いのかもしれないけど・・・ 
彼女、確信犯じゃないのか?」




「コピーが本物になるの!?
あなた・・・始めからそのつもりだったんでしょ?
私が書かない間に私に取って代わろうとしてるんでしょ!?」



-脚本より- 


  舞台裏では・・・


こんにちは!新人の渡邊聖美です。初めて舞台に立たせていただき、無事に終了することができました! 観に来てくださったたくさんのお客様、スタッフの皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました(^_^)

さて、今回の「池袋シアターグリーン」はさすができたてホヤホヤの劇場だけあって、とっってもキレイでした☆ 楽屋が二つあったので,役者陣も二手に別れました。 私がいた楽屋は女優陣が多かったためか華やかな雰囲気でした(もう一つの楽屋が華やかでなかったという意味ではありませんヨ!笑)。 「ガラスの仮面」のセリフを言い合って盛り上がったり、鏡の前で胸の谷間を寄せて遊んでみたり…そんな女優陣の横で、 静かにこつこつ準備している男優陣。なんだかその空気が私にはとても興味深く面白かったデス(笑)!
そして、いっぱいいっぱいだった私は、本番前になると落ち着かずうろちょろし、 「地に足がつかない」ってこうゆうことをいうんだなあっ、と身をもって体験いたしました…。 しかも、疲れと緊張と栄養ドリンクの相互作用による異様なテンションで、奇妙なダンスを踊ったり、 繰り返し練習して体力を使いすぎ、座長から「稽古禁止令」が私だけに下される始末…。 自分をコントロールできないのは情けないことだ、と反省いたしました。同時に、 先輩たちが稽古・本番をこなしつつ、落ち着きのない私を暖かく見守ってくださってる空気をひしひしと感じました(笑)
また、本番では座長が舞台袖で見ていらっしゃいました。緊張しなかったといえば嘘になりますが、 次第に安心して臨むことが出来るようになりました。 座長!ありがとうございました☆

そんなこんなで舞台裏は、普段とは違う意外な一面や色んな表情が見えてとても興味深いものでした。 また全体的にすごく和やかで、緊張の中にも楽しい雰囲気を感じることができる現場でした。一週間があっという間だったなあ…というのが正直な感想です。そして、すごくすごく濃かった(笑)!これ以上ないくらい緊張したり、笑ったりしました。

さて、次回は恵比寿エコー劇場に戻るそうです。次は今回の反省を生かし、もう少し落ち着いて臨みたいと思っています(笑) 次回もよろしくお願いします(^_^)

渡邊聖美



制作日記      

「SideEffect - 副作用」にご来場いただき誠にありがとうございました。
お立ち見になってしまったお客様、ご入場いただけなかったお客様に深くお詫び申し上げます。

さて、制作日記ではありますが、今回は個人的なお気に入りを。
環と詩織がシリアスに対決を繰り広げるすぐ後ろで交わされた会話。
そう。あれです。

「チョウチョの目、見ました?あいつら、みんなで俺のこと狙って…」
「わかった、わかった。お前は強い!」

実はあの会話は役者さんのアドリブで毎回セリフがちょっと違うんですよ。 でも、いかにも酔っ払いとなだめ役の会話、不条理さが個人的にツボです。
しらふで考えたのか、実際に酔っぱらった上で考えたのか…。
あえて聞かないでいるのですが(笑)

渡部朋子