ある日、突然2人の女が誘拐された!
しかしその「誘拐」には特別な理由があった…。
誘拐犯らしからぬ犯人たちと何故か余裕の女たち。
誰のための、何のための誘拐なのか!?




CAST■ 鈴木実 / 中沢数美 / 金子剛 / 山口幸祐 / 染谷綾子 /
田中奈弥 / 野本裕子 / 福原龍彦 / 森田千恵子 /
八木康仁(演劇市場 魚船)/ 岩間淑子
(写真付きCASTはこちら)




STAFF■ 作・演出:鈴木実
照明:赤石諭(LIGHT GROOVY)
照明オペレータ:三谷洋平
音響:田島誠治(サウンド ギミック)
舞台監督:飯室由美子
舞台美術:馬場克之
宣伝美術:高橋忍
デザイン:古高千恵子
Photo:川合一司
制作:中沢数美
企画・製作:劇団なのぐらむ



「逃げたりはしないかもしれないけど・・・
私達が誘拐してきたんですよ?あの人達は誘拐されたんですよ?
完全に飲まれてるじゃないですか!
基本的な人間関係が間違ってます!!」


「いきあたりばったりすぎます、こんなの・・・」
「まぁ、仕方ないだろう。みんな初めてなんだから




「あなただってそうでしょ?
好きでもない男殺したりしないわよ・・・。」


-脚本より- 




製作日記
今回もたくさんのお客様に観に来て頂いたことを感謝し、
ここにお礼を申し上げます。

今回は久々に客演の方々に出演していただきました。
2人が来てくれた事で稽古場の雰囲気も変わりました。
新鮮な気分で稽古ができ、色々な発見があり、とても楽しかったです。
そのうちの1人は今やすっかり立派な劇団員です(笑)
(ちなみに、この後のコメントは彼が担当です)

今回の作品も個人的にとっても好きな作品のひとつです。
それから、今回は今までの中で一番人が死にました!びっくりです! 「血糊、拳銃シリーズ」どうやらしばらくは封印される予定ですが…(今のところ) 「なのぐらむの芝居は必ず人が死ぬんですね?」という声もありましたが、 そんなことはありません!9本中3本は死んでないですよ(笑)少ないかな?

次はどんな作品になるのか?人は死ぬのか!?
次回、記念すべき第10回公演をお楽しみに!
中沢数美



舞台裏では・・・
今回、客演で「蓼食うペンギン」に参加させて頂きました。 客演ということは、演出さんも、役者さんも初対面ということなんですよ。 はじめて会った人達と2ヶ月程度で一つのものを作るためには、 とってもコミュニケーション能力を要求されたりするんですが、 自分はけっこう人見知りサンだったりしますもんで、 なかなか大変なんですけれども、みなさん本当にいい人たちで…。 えぇ、本当にいい人たちですよ、いや、ホントに…。 …ウソジャナイッスヨ! 本当に助かりました。

今回、誘拐犯の4人の中の一人を演じさせて頂いたんですが、案の定といいますか、 仲良く見えないというダメ出しをいただきました。 4人が仲良しこよしである必要はないと思いますが、 同じ目的に向かってシンパシーを感じあう4人でいる必要はあると思います。 4人で打ち合わせたりとか、色々したんですが、 観て頂いたお客サマとしてはいかがでしたでしょうか? そのように見えましたでしょうか?

あと、思い出深いのは千秋楽の段取り大ハズシ…。 観に来てくれた自分のお客さんは分からなかったと言ってくれたので、 ちょっとホッとしたんですが、変な空気を感じてしまったお客サマ、 申し訳ありませんでした。

座長、罰則の地獄突き560発は、分割払いにしていただけますでしょうか? 一括では、死に至ると思われますので…。

それでは、また4月に皆々様にお会いできることを願っております。
八木康仁