郊外の静かな海辺の教会・・・。
シスター達の穏やかな日常。
そこに男達がやってきて・・・。
善意のシスター達と男達の永く短い一日。
さぁ、楽しいティータイムにしましょう!




CAST ■ 鈴木実 / 中沢数美 / 金子剛 / 山口幸祐 / 染谷綾子 /
愛原こず江 / 田中奈弥 / 野本裕子 / 福原龍彦



STAFF ■ 作・演出:鈴木実
照明:赤石諭(LIGHT GROOVY)
音響:伊東尚司
舞台監督:横山望
舞台美術:横田修×突貫屋
宣伝美術:高橋忍
デザイン:古高千恵子
小道具・衣装:愛原こず江
制作:中沢数美
企画・製作:劇団なのぐらむ



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なのぐらむ初!客演無しの劇団員のみでの公演です。
前作「フェイクベルベット」に続き、”堕ちた天使シリーズ”の二作目です。
この回は、初めて舞台上で人が死ぬ。と、言う事をしました。 (今までも死人はいたのですが全て舞台外。セリフの中のみ)
アクションシーンあり、血糊あり、(あ、でもあくまでコメディーですよ!) 今まで以上に 盛り沢山の作品となりました。 男性陣も今までになく恰好よく、女性陣も全員シスターの 出で立ちでほんと、ペンギンみたいで可愛かった。 稽古時間も余裕があり、作品的にも 今までで一番完成度が高かった舞台ではないかと思います。
セットも照明も映画みたいで、本当に綺麗だった。個人的にも大好きな作品の一つです。
中沢数美



舞台裏では・・・
女vs男。やはり女は強かった。男は強そうで弱かった。
初の団員のみで創られた作品であり、なのぐらむとしても重要な物になった。 シスター、逃亡者、麻薬に銃。 うーむ・・・。ハードボイルド。ハードボイルドだよ、これは。 神を信じる者と神に足掻らう者の戦い。その中で男達は神の許に散っていく。 聖母マリアにはかなわなかった・・・。

しかし!それだけじゃないのがなのぐらむ。 この重い空気の中で、しっかり-コメディー-しとりました。 真面目なシスター達に無理矢理心を開かせようとされていた男達が、 妙に滑稽にみえるんだよね。 やっててメッチャ楽しかったよ。 その反面、緊張もでかくて、舞台上でプルプルふるえてました。 持っていた煙草の灰がポロポロ落ちちゃって、もーイッパイイッパイ! でも、自分にとっても皆にとっても、大きく成長した一本。団結力向上ってとこか! 神や仏の名の許に生きる者は道標を持ち、幸福が待っているけど、道を外れた者たちの末路は生きだおれ。 でも、自分の名の許に生きる者にはいつか勝利が訪れるのかな?そう信じて、いきたいね。
福原龍彦